零戦 栄光と悲劇の航跡2

NHKのBSの番組で 「零戦 栄光と悲劇の航跡」と言うのを放映しました。

青年の頃、戦闘機乗りになりたかった私は、零戦 と言う言葉に弱いんですね。この番組では、零戦の飛行中のエンジン音も放映していました。あの音の小気味良いことと言ったら無かったですね。その当時の機体で、その当時のエンジンでの飛行ができる零戦は世界に一機、アメリカにだけなんだそうです。

 この番組で、零戦は、まさに武士の乗り物と言っていました。撃たれたら終わり。潔いのです。

 飛行性能は、当時の世界一。しかし、搭乗員を守る設備は無し。

後にゼロ戦を脅かすアメリカの戦闘機グラマン・ヘルキャットは、1トン以上の重量のパイロットの安全を守る装備を持っていたのに対してです。

 約4年間の太平洋戦争の中、日本の戦闘機のゼロ戦は、マイナーチェンジのみ。アメリカの戦闘機は、様々な装備をつけてゼロ戦の倍の重量になっていたのに対して、エンジンの馬力もゼロ戦の倍で、飛行性能はゼロ戦を遙かに上回る者になっていたそうです。更に、飛行機の位置を観測するアメリカのレーダー技術も格段の進歩があり、日本のゼロ戦の搭乗員がアメリカの戦闘機を肉眼で見つける頃には、アメリカ軍は戦闘態勢に入って、攻撃を仕掛けてくる。レーダー技術で日本軍の行動が丸見えだったのだそうです。

 日本軍が壊滅的な打撃を受けた、ミッドウエイ海戦も、日本軍の行動を事前に察知していたので、大勝利を収めたそうです。

 日本人の悪いところは、精神論で物事を進め、人をモノとして扱ってしまうことのようです。

 その象徴が「神風特攻隊」。特攻の潜水艇の「回天」。 国民には、敗戦続きでも、日本軍勝利のウソを伝えること。

 儒教の悪影響です。

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