日本は何故戦争に向かったのか?

NHKスペシャル 日本は何故戦争に向かったのか?  を見ました。

この番組がすべてを代表しているのではなくて、一部の意見だとは思うのですが。

第二次世界大戦に至るまでの過程の中で、戦争の原因として

当時の内閣が不信任で、軍部を統制しきれなかったと言うことがあげられていました。

おおおおお、それは今の民主党政権の脆弱性と同じです。

政府が各国に向けて提案する方針と、軍部が出す方針がばらばら。

そこで、当時の列強国は日本の言うことが信頼できず、日本が世界から孤立していきました。

唯一同調してくれたのが、ナチスドイツ。 これは危険です。

今も、管政権が脆弱なので、政府が言うことと、地方公共団体が言うことは異なっています。

開戦当時は、世界の経済状況も現在と同じように、大不況。

乱暴な言い方をすると、開戦当時と同じ状況。

そんな中で、どうしようもなくなって始まったのが、真珠湾攻撃を発端とする第二次世界大戦。

要するに、内閣が脆弱で、日本国民が認めてくれない中。

軍部との意見が合わず、本来、軍隊は総理大臣の指揮下にあるはずなのに、独走してしまった。

そこで、赤紙という手紙が来ると、国民が命を投げ出さないとならない事態を生んだんですね。

いまも、民主党が経済の舵取りができないので、大不況の影響が長引いています。

そして、経営難で、自殺する経営者が毎年3万人。

大学生が100社も受けないと、就職できない世の中を作っているのです。

と言って、自民党に政権が移っても、混乱状態は続きます。

突き詰めれば、政府というと、多くの人が見守って正しい行いをするモノだと多くの人は期待していますが、

所詮、人の集まり。ミスをします。

国家命令は正しいような気がしますが、実は、国家でなくて、人が判断したモノなんですね。

その人はスーパーマンじゃなくて、普通の人より、ちょっとIQが高かった人で、良い大学に行っていた人だったんですね。

政治家になる人。官僚になる人。 それらの人は、NHKの「坂の上の雲」に出るような人だったり、「龍馬伝」に出る人だったり、普通の人よりもちょっとだけ賢い人たち。

でも、彼らは、普通の人たちよりも、勉強ができる人たちと言うだけ。

ミスをする普通の人なのです。

日本政府の発言というと、すごそうに感じますが、実は、テーマごとに、数名~数十名の人のグループがその発言の内容を作っているだけで、官僚全員が関わって、パーフェクトにしたわけではないのです。

日本の官僚になれた。日本の政治家になれた。そういう一芸に秀でた人が、倫理等を含むすべてに秀でているわけではないのです。

朝青龍が、横綱になった。心技体。

横綱だから素晴らしい人かというとそういうわけではないのです。

政治家や官僚の人も同じなんです。

ですから、ミスだらけ。

そんなミスだらけの人たちの決定で、戦争が始まり、命を落とす。

なんとバカらしいことなんでしょうか。でも、そのばからしさを主張すると、国家反逆罪とかで、留置されたり、殺されたりする。

戦争の悲惨さ、だけでなく、戦争は一部の人の判断ミスによって起こるのです。

人によって、人を裁く。 人によって、人の命を奪う。

裁く人と裁かれる人。

それはそのときに、力が大きかったか、否かだけなんですね。

裁かれる人にも、言い分はあるのです。

とにもかくにも、戦争は、ただアホらしいだけのことです。

私は防衛大学を受けました。受かったんですが、親の猛反対により、入学できませんでした。

当時の私は、中学・高校と剣道部だったと言うことで、侍。 愛国心に燃えていました。

日本は自分が守るんだと、何の疑いもありませんでした。戦争になったら、何の迷いもなく、命を捨てると本当に思っていました。

でも、後に、それが、とても、向こう見ずであったことに気づきました。

国家の決定は、実は国家の職員の個人の決定だったんです。

会社の決定も実は、会社の幹部というだけの個人の決定だったのです。

絶対的に、正しい、正しくない、ではないのです。

そのときの、たまたまその立場にあった人たちが、どう判断したかだけなんですね。

Page 1 of 2 | Next page

関連する投稿