新生ニューロン（メルマガ版）
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◆今回のトピックス「新生ニューロン」
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今回は、２００９年８月発行の 別冊日経サイエンス １６６号
の記事を参考にしました。
【新生ニューロンとは】
今から２０年ほど前までは、新しい脳細胞（ニューロン）が作ら
神経細胞
れるのは、胎児の時だけで、その後は、ニューロンはどんどん死滅
していくだけと考えられていました。
ところが、１９９０年代の初頭には、大人のマウスで、新しいニ
ューロンが作られているのが証明されました。このニューロンのこ
とを「新生ニューロン」と呼びます。そして、１９９８年には、ヒ
トでも新生ニューロンの発生が確認されたのです。
年を重ねると共に、「なんだか物覚えが悪くなってきたなー」と
か、人と話をするときに、「なんだか名前がなかなか出なくて、”あ
れ”とか”それ”とかの指示代名詞が多くなってきたなー」とかで、
「もう年だから仕方がないなぁ」なんて考えがちでした。
そして、更に切実な問題として、アルツハイマーや認知症も高齢
になると発症します。老人介護は、とても大変ですよね。
この新生ニューロンが、福音となるようです。
更に、新生ニューロンを活用していけば、脳細胞数が増え、脳内
ネットワークが充実するので、記憶能力や、仕事や人生における問
題解決能力が増していきます。
【新生ニューロンの問題点】
ところが、現在大きな問題があるそうです。
それは、先ず第一に、新生ニューロンは、産まれてから数週間の
間に、脳が脳全体の細胞を使わないとできないような複雑なことを
しないと死滅してしまうのだそうです。
次に、お酒やたばこが新生ニューロンの発生を阻害し、
毎日数km走るといった運動や、ブルーベリー、抗うつ薬が、新生
ニューロンの発生を促すのだそうです。
運動をすると、じっとしているより、新生ニューロンの発生数が
２倍になるそうです。
アルツハイマーとか認知症で悩んでいるのはお年寄りの人に多い
のですが、あまり体を動かせません。でも、人間は弱い生物ですか
ら、実際に困らないと、対策を始めようとしないんですね。
お年寄りが苦手な、でも、必須な「運動」が役立つのです。
お酒やたばこは、脳に悪そうですよね。
呆けないためには、お酒やたばこは控えめにして、ブルーベリー
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