オラは死んじまっただー

 「ザ・フォーク・クルセダーズ」を結成し、「帰って来たヨッパライ」で280万枚を売り上げた加藤和彦さんが、首つり自殺をしたそうです。うつ病が悪化という報道がありました。加藤さんは、もう帰ってきません。

まぐまぐニュースによると、

 遺書には仕事への悩みがつづられており、30年以上、一緒に音楽制作に携わってきた友人は「自分の思うようなものができないと悩んでいた。若い時には当たり前のようにできたことができなくなり、そのジレンマが卓越した創造性を侵していき精神的に追いつめられていった」と説明。加藤さんは新曲作りを依頼した音楽関係者と13日に電話で話した際には「うつで仕事が進まない。作品を書こうと思うとダメなんだ」と話していたという。

 加藤さんは、印象に残る曲をたくさん残していますね。私は、「サディスティック・ミカ・バンド」の頃が大好きでした。「タイムマシンにお願い」は、カラオケで歌うと、気持ちいいですよね。この曲が入っているアルバム「黒船」のファンです。

このバンドはメンバーが凄すぎるんですよね。

ウイキペディアによると

 元ザ・フォーク・クルセダーズの加藤和彦(ギター、ボーカル)、加藤ミカ(ボーカル)、角田ひろ(ドラムス、現:つのだ☆ひろ)のメンバーで結成される。そこに高中正義(リードギター)が加入し、1972年にシングル「サイクリングブギ」でデビュー。

 その後まもなくして小原礼(ベース)が参加し、ほぼ同時期に角田が脱退する。そこにドラマーとして高橋幸宏が加入し、1973年にファーストアルバム『サディスティック・ミカ・バンド』を発表。このアルバムは発売当初は数千枚しか売れなかったが、イギリス、特にロンドンで評判となり逆輸入という形で日本でも評価されるようになった。

 その後、小原礼が脱退し、後藤次利がベースとして参加。その後、加藤和彦・ミカの離婚により、1975年11月に解散した。

 バンド名の由来であるが、ジョン・レノンが結成していた「プラスティック・オノ・バンド」をもじったものと言われている。また、ボーカルのミカの包丁使いがあまりにサディスティックだったことに由来するとも。

1985年には加藤和彦、高中正義、高橋幸宏、後藤次利に坂本龍一松任谷由実を加えた「サディスティック・ユーミン・バンド」として、国立競技場で開催された国際青年年の記念音楽イベント「All Together Now」に出演。

2006年、加藤和彦、高中正義、小原礼、高橋幸宏の4人に木村カエラ(ボーカル)を加えて、Sadistic Mica Band Revisitedとして再々結成。このメンバーでキリンラガービールのテレビCMに出演し、CMには新しく録音された「タイムマシンにおねがい」が使用された。

このように、音楽好きの人にはたまらないメンバーですよね。

わたしは、高中正義のファンでした。ドライブの時は、いつも高中と言った具合。

 ラディアンスにも多くのミュージシャンが催眠療法を受けにいらっしゃいます。残念ながら加藤さんはいらっしゃいませんでしたが。もっと早い時点で来て頂いてれば、こんな苦しみは招かなかったと残念です。

 うつ病は、心の風邪とか言われていた時代がありましたが、実は、風邪などと言う生やさしいものではありません。うつの症状は軽減しても、再発がかなりの割合で起こります。

 うつ病と気付いた頃には、何をやるのも億劫になっていて、やがて、何をする元気もなくなってきます。

自分の無力感に苛まれ、死にたいと言う気持ちが強くなります。しかし、その気持ちに悩まされながらも、死ぬほどの元気もなくなってしまうのです。

 そして、良くなったり、悪くなったりを繰り返して、少し元気が出てくると、自殺行為を繰り返すようになります。

 周りの人が気をつけて、自殺をさせないようにしていると、次第に回復していきます。しかし、うつは治っても、元の仕事に戻れる人は希なんです。

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