■催眠の原理

催眠の原理

【催眠の状態】

目をつぶり、身体の筋肉を緩め、意識的にもリラックスして、セラピストの誘導に意識を傾けていると下記のような意識状態を経て、深い催眠状態に入っていきます。

催眠の状態は、特に不思議な状態ではなくて、意識が非常に集中している状態です。

下記の催眠の各状態には大きな境目はなくて、催眠療法中も下記の意識状態を行ったり来しています。

● 類催眠状態

私達が何かに意識を集中していると軽い催眠状態になります。この意識状態を類催眠状態と言います。

催眠療法では、この意識状態を深めていき、心の奥底を探ります。

運動催眠状態

類催眠状態で、身体が運動の様子に意識を向けていると、一段深い催眠状態になります。

この意識状態を運動催眠状態と呼び、筋肉の状態を暗示でコントロールできるようになります。

知覚催眠状態

運動眠状態で、視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚等の五感の知覚の様子に意識を向けていると、もう一段深い催眠状態になります。

この意識状態を知覚催眠状態と呼び、知覚の状態を暗示でコントロールできるようになります。

人格催眠状態

知覚眠状態で、自分自身のさらに心の奥底に意識を向けていると、更に一段深い催眠状態になります。

この意識状態を人格催眠状態と呼び、人格の状態を暗示でコントロールできるようになります。

この状態になると、内なる叡智等と繋がることが可能になります。

そして、幼児期に意識を向けると年齢退行が、前世に意識を向けると前世療法が可能となります。

【催眠状態になっている自分をどう感じるか】

催眠は安全

現在の普通の意識状態で目をつぶっているときと全く同じ

意識がどこかへ飛んでいってしまうという感覚もない

催眠状態に入ったという自覚は殆どない

ただ、

・心身共にリラックスする

・気持ちが安静になる

・集中力が増す

・暗示に敏感になる

1~2回の暗示を受けても、何も起こらない。

催眠状態になったが故に頭がおかしくなったり、障害を起こすことはあり得ない。

頭がおかしくなったり、障害を起きたりしている自分を感じたら、それは、催眠を受ける前から、意識障害があったため。

催眠はとても安全で、人生を豊かにすることに役立ちます。

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