1%効果と、スーパーラディアンス効果
「瞑想の生理学」(ワレス著、日経サイエンス社)から
この本や関連書籍の中に、「1%効果」という嬉しくなるような
効果の説明があり、更に催眠館ラディアンスのラディアンスという
言葉を使った「スーパーラディアンス効果」の解説があるので紹介
しましょう。
【1%効果とは】
「1%効果」とは、瞑想実践者数が増えていって、その地域の人
口の1%を越えると、意識の場が活性化して、その地域全体の人口
の生活の質が改善することを言うのだそうです。
【1%効果の調査結果1】
本の中では、1972年の時点で瞑想実践者がその都市の人口の
1%を超えている12の都市と、瞑想実践者がほとんどいない12
の都市の犯罪の増減率について表にしています。
すると下記の表のようになったのだそうです。
つまり、瞑想をして幸せを感じている人の数が増えていって、そ
の都市の人口の1%という臨界値を超えると、その都市全体の人に
も良い影響が及び犯罪数が低下すると言うことなのです。
瞑想実践者1%超の都市 | 対照都市
------------------------------
1 チャペルヒル -9.3 | ロッキーマウンテン 20.2
2 イサカ -0.6 | ポーキプシー 14.4
3 ローレンス -18.4| ラフィエット 11.1
4 ブルーミントン -4.5 | コロンビア 11.2
5 カーボンデール -9.9 | マーシャルタウン 5.0
6 アイオワシティ -2.5 | オシュコシュ 8.3
7 エイメス -3.6 | ノーマン 20.8
8 ボールダー -9.1 | フォートコリンズ -3.2
9 サンタクルーズ -7.9 | モントレー 8.5
10 サンタバーバラ -8.8 | コスタメサ -3.9
11 デービス -15.2| プレザントヒル -1.2
12 ロスアルトス -16.4| クレアモント 1.4
------------------------------
平均(%) -8.9 | 平均(%) 7.7
表1 1972年と1973年との犯罪の増減率
表の説明:生活の質の一指標としてアメリカ合衆国の100以上
の都市を対象に前年との犯罪増減率を調べました。そのうち、人口
や地理的状況、犯罪統計が同じような人口1万人以上の都市で、瞑
想実践者が人口の1%を超えている12の都市と、瞑想実践者がほ
とんどいない12の都市を選び列挙しました。
【1%効果の調査結果2】
また、更に5年半にわたる「1%効果」の積極的な調査結果も述
べられています。
民族紛争をしているある国で、人口や経済基盤が同じような5つ
の近隣の村を選び、その中の一つの村Aの住民に瞑想を教えていき
ました。
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