1%効果と、スーパーラディアンス効果
すると、数年して、瞑想実践者がその村の人口の1%を超えた時
に、その村での紛争は休戦状態になってしまったそうです。
他の4つの村では、紛争が激化する中にもかかわらず、村Aでは
更に、社会的、経済的、環境的状況も改善され、作物の収穫やスポ
ーツ活動の振興もされていったそうです。
【スーパーラディアンス効果】
「スーパーラディアンス」というのは、日本語では「超放射」と
訳されます。瞑想熟達者達が一カ所に集まって、同時に上級瞑想法
を行うと、その効果は非常に大きくなるだろうことは予想がつきま
すね。
驚くことに、その周りの人に影響を及ぼすのに必要な人数は、人
口の1%よりもっと少ない、1%の平方根の人数で良いと言うのが
この「スーパーラディアンス効果」です。
つまり、1億人の人々の心を改善するには、1%効果だと100
万人必要なのですが、1%の平方根では、1000人の瞑想熟達者
が集まって同時に上級瞑想法を行えば良いのです。
1万人の人に良い影響を及ぼしたいのなら、たったの10人が集
まって同時に行えば良いのです。
【「スーパーラディアンス効果」の実証実験1】
「スーパーラディアンス効果」の実証実験も行われたそうです。
1983年にエルサレムに200人を目標に瞑想熟達者を集めて
上級瞑想法を実践しました。
そして、参加者が増えていくとレバノンでの紛争の激しさが大幅
に緩和し、戦死者数が顕著に減少し、交通事故や火災件数にも変化
が現れ、イスラエルの株価指数も上昇したのだそうです。
参加者はボランティアであったので、人数はきっちり200名で
はなくて、日によって増減したそうですが、統計処理をすると、参
加人数と効果との間には相関関係が成立していたそうです。
【「スーパーラディアンス効果」の実証実験2】
1979年に南アフリカのジョンバブエでの調査です。
まず、約60名の瞑想熟達者を一つの都市に集めて同時に上級瞑
想法を行ったときには死者数が激減しまたそうです。
その後、瞑想熟達者を半分ずつ二つの都市に分散させて同時に上
級瞑想を行うと、効果が半減したそうです。
60名の時は、60の二乗×100=36万人に影響が出ます。
それに比べ、二つの都市に別れてしまうと、
30の二乗×100=9万人です。
二カ所なので、9万人+9万人=18万人に影響が出ます。
そこで、効果が半減したのだそうです。
【「スーパーラディアンス効果」の実証実験3】
1984年には、7000人を目標に瞑想熟達者を一カ所
に集めて上級瞑想法を実践したのだそうです。
当時の地球の人口は49億人ほどだったので、7000人がスー
パーラディアンス効果を発揮する人数です。
瞑想実践の前後と、実践中についての世界中でのデータを集めて
比較すると、その期間は、国際紛争が緩和し、法定伝染病発生率が
減り、株価指数が上昇し、犯罪件数が減少し、特許出願率が増え、
交通事故死者が減ったのだそうです。
【意識の力を有効活用しよう】
如何でしょうか?
「1%効果」も「スーパーラディアンス効果」
も、人間の意識の力がなせる技です。これらの効果は、不思議なも
のではなくて、物理学的にも説明ができるものなのだそうです。
あなたが、催眠療法を受けて自己催眠を続けたり、瞑想を続けた
りすることは、あなたの人生を改善しますが、それだけでなく、周
りの人たちも幸せにすると言うことなのです。
【負のサイクル】
日常の辛い気持ちを忘れようと、遊興に走り、負の想念を心の奥
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