新生ニューロン(メルマガ版)

を食べて毎日走る。う~ん、脳も体の一部ですから、脳に良いこと

をすると、体も健康になってしまうんですね。一石二鳥で良いです

ね。

 体は足から衰えるといわれています。

 手足を動かす筋肉には、大きく分けると、遅筋と速筋の2種類あ

るんだそうです。

 遅筋は、大きな力を出すことは出来ませんが長時間にわたって力

を出し続ける持久力を備えた筋肉だそうです。

 速筋は、ごく短い時間に力を出す瞬発力を備えた筋肉だそうです。

 スポーツジムでの筋トレは、主に、速筋のトレーニングだそうで

す。歩いたり走ったりは、遅筋のトレーニングだそうです。

 ですから、スポーツジムだけのトレーニングでは、不足なんだそ

うです。走らないといけないわけなのです。

 そこで、この新生ニューロンの話も加われば、運動嫌いな人の重

い腰も上がるんじゃないでしょうか。

 また、抗うつ薬が新生ニューロンの発生に役立つと言うことで、

アメリカでは、薬や食品で、新生ニューロンの数を増やそうという

実験も進行中だそうです。良かった、良かった。

【新生ニューロンのしくみ】

  ラットでの実験では、毎日5000~1万個の新生ニューロンが、

脳の海馬というところで、生まれているそうです。海馬は記憶と学

習能力を司っているところだそうです。

 この種の実験の実験台になってくれるのはラットやマウスだそう

です。頭の中の出来事なので、調べるには、脳みそを取り出さない

とならないので、人間を実験台にするわけにはいきません。

 さて、使わないと死んでしまう新生ニューロン。

なぜ、こんな仕組みになっているのでしょうか?

 それは、万一に備えてなんだそうです。

 脳が損傷したとか、生きていく上で難題に見舞われたときの対策

のためなんだそうです。

 働き盛りの年齢でも、毎日、同じようなことをして暮らしている

と呆けると、よく言われます。

 毎日同じ時間に起きて、同じ時間に仕事に出かけて、同じように

通勤電車に揺られる。

  会社の仕事は、難しそうな仕事をしているように感じても、毎日

同じ難しいことをしていると、私たちは,それを難なくこなせるよ

うになります。車の運転も,教習所に行っているときには、教官に

怒られながら一生懸命でしたが、免許を取って、毎日運転している

と鼻歌交じりでも,事故を起こさなくなるのです。脳にとっては、

単純作業になってしまうのです。

 そして、仕事が終わったら、居酒屋で一杯のつもりが、酩酊状態。

 「家、会社、居酒屋」の,「魔の三角地帯」をグルグル回る平日

です。

 休みの日は、「英気を養う」と言って家でゴロゴロしているか、

ゴルフ三昧。

 こんな、仕事人間を続けていると、若いうちから呆けてしまうの

です。そして、仕事ばかりで、家族を顧みなかったので、定年退職

しても、奥さんも、子供も相手にしてくれません。

  そこで、呆け防止に、若いうちから、休みの日は、家族サービス

で,家族と旅行や音楽・美術鑑賞に行ったり、スポーツをしたりす

ると良いと言われるわけですね。

 しかし、子供が巣立っていって、孫ができる頃には、やっぱり呆

けてしまうんですね。

 さあ、どうしたら良いのでしょうかと言うところで、新生ニュー

ロンの出番です。

 新生ニューロンを多く発生させるには、運動や、ブルーベリーが

役立ちます。

 しかし、発生した新生ニューロンは、脳全体を使わないとならな

いような十分な刺激を加えないと、発生から数週間で、死んでしま

います。

気がついた、今からの対策が必要です。

【新生ニューロンを活かす方法】

 新生ニューロンを死滅から救い、活用するには、具体的にはどん

なことをすればよいのでしょうか?

 先ず、第一に、「予測学習」。過去の経験をもとに将来の出来事

を予測する作業だそうです。

 次に、粘り強い努力を要する学習。つまり、学習の成立までに、

長時間の訓練が必要な課題をこなす作業だそうです。

 そして、第三に、誰もが困難と認めるような作業。つまり新しい

情報を処理しながら、多数の課題を並行して行うマルチタスク作業

だそうです。

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