零戦 栄光と悲劇の航跡1

実は私は大学受験の時、親に内緒で、防衛大学校を受験したんですね。

その当時、「日本は自分が守る」などと、真剣に思っていました。

何しろ、中学校、高校と剣道部。「武士道とは死ぬことと見つけたり」などと時代錯誤をしていたんですね。

防衛大学への入校動機を入学試験の時に試験官に伝えるのですが、「パイロットになって日本を守りたい」と伝えていました。

 そして、合格通知を親に見せて、入学する旨を報告したところ「お前は親を捨てる気か」と親に諫められて、入学を断念しました。

 親もなかなか子供の性格を知り尽くしていて、「親を捨てる」というフレーズを使ったんですね。「直球ストライク」的な猪突猛進型の性格だったようで、かなりショックな言葉でした。「お国のために死ねるなら、親としても本望だろうと」思っていたのですが、戦争体験者の親としては息子の無謀な思いを制止するにはこれしかないと思ったのでしょう。

殺し文句は、「防衛医大になら入学を許可する」。最前線に行けば、医師だとしても、死んでしまう訳ですし、どこに派遣されるか分からないので、親より早く死んでしまう可能性は大であるにもかかわらずなのですが、妙に納得してしまいました。

そして、晴れて、普通の大学の大学生となったのに、その1年目は受験勉強。受験勉強からの開放感を味わえるはずが、悶々とした一年です。大学の勉強の後は、受験勉強。部活も、防衛医大受験に役立つ者は何かと考えて、ESS。部活などせずに、勉学に励めばいいのですが、なぜか仲間を大切にしたいとか思って部活に入ってしまうんですよね。

本当は、大学でも剣道部に入りたかったのですが、断念です。

しかしながら、防衛医大は玉砕でした。

そんな心持ちなので、大学生時代に、スターウォーズが上映されたときにはもう虜でしたね。

ジェダイの騎士。もしかしたら三船敏郎がダースベイダーになるとかという話もあったくらいですから、騎士と武士を重ね合わせて、また、ライトセイバーを使っての戦いと、意志力のフォースなんてのは、ワクワクの連続でしたね。

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