ヤフー知恵袋ベストアンサー その1
以前ヤフー知恵袋に回答したらベストアンサーに選ばれました。
Q:
ブライアン・L・ワイス著「魂の伴侶」を読んだのですが、退行催眠ってだれでもかかるんですか?
本当に自分の前世がみえるんですか?
死んだ人に逢えたりするんですか?
A:
退行催眠について、きちんと訓練を受けたセラピストからなら、可能です。
退行催眠にも大きく2種類あります。
一つが、年齢退行療法。意識を幼児期に戻し、心の傷を癒します。
もう一つが、過去世回帰療法(前世療法)です。
前世とは、一つ前の人生ではなくて、魂がこれまでに体験した人生(過去世)です。
前世療法では、
前世を人から聞くのではなくて、まるで自分自身がそこにいるかのように、臨場感を持って体験できます。
さらに、前世が今世の自分に与えている影響がわかります。
そして、前世の人間関係が今世のどんな人間関係を作っているか、たとえば、前世のライバルが、今世の友人だったり。
前世の恋人が、今世の奥さんだったり・・・・も分かります。
そして、前世からの悪影響の改善もできます。
しかし、これまでたくさんの前世療法が行われてきましたが、果たして、前世が本当にあるか否かは、今の科学では解明できていません。
タイムマシンでもあれば、前世療法をして、大昔のその場面に戻って観察すれば、前世療法での体験がどれほど正しいか否かが分かります。
NHKのタイムスクープハンターという番組のように。
ですから、現代では、「前世が本当か否かは、まだ分からない」のが事実です。
しかし、前世療法を受けて知り得た情報を今世に生かすと、自己改善ができると言うことは事実です。
心理学の世界では、ユング心理学を日本に紹介した京都大学の名誉教授の河合隼雄氏の解説が有名です。
私たちの意識下には、様々な人格A、人格B、人格C・・・のように様々な人格があります。
催眠の状態では、意識と無意識を隔てる脳の機能が低下します。
すると、意識下の様々な人格の情報が意識に上ってきます。
今世の人格情報が上ってくれば年齢退行、それ以外の人格の情報が上ってきたのを前世と呼ぶのだそうです。
しかし、それら人格がどのようにできたのかは、まだ、明確にはなっていないそうです。
意識下の様々な人格の情報が、私たちの性格を形作っています。
そこで、前世を知ることは、自分自身を知ることになります。
前世療法を通じて、今世の自分の目的や、人間関係、生き様が分かります。
前世は本当かどうかを議論するのは現代科学のもとでは時期尚早です。
前世療法によって得られる恩恵を、人生に活用しましょう。