保育園
子どもを保育園に入れて、早く仕事をしたい。
そう思うお母さんの気持ち、よーく分かります。
でも、3歳まではお子さんはお母さんの元において上げて下さいね。
三つ子の魂百まで。と言う諺の通り、お子さんの性格の核の部分は3歳までにできあがります。
それまでは、お母さんの大きな愛情でしっかり包んで上げて下さいね。
愛 の 反対語は、 怖れ なんです。
もし愛情が十分でないと、お子さんはなんにでも怖れるようになってしまうのです。
人類は、二足歩行を始めて人間になりました。
でも、上手に歩くために、骨盤を小さくしちゃったんですね。
4つ足の時は、おしりを突き出していますので、骨盤が大きくても、バランスをとって歩けます。
しかし、二足歩行になると、骨盤が大きいと、歩き難いのです。
骨盤を小さくして、歩いたり、走ったりを上手にした結果、いろんな活動が出来るようになったのですが、骨盤が小さいので、大きな赤ちゃんは産むことが出来ません。
そこで、未熟児の赤ちゃんを産んで、大切に育てることにしたのです。
他の動物の赤ちゃんは、生後すぐに歩いたり、餌を食べたりします。
しかし、人間の赤ちゃんは、あまりにも未熟。一歳位にならないと歩けません。
大人と同じようなものは、かなり大きくならないと食べられません。
人間の赤ちゃんは、3才以下では、お母さんと一緒にいていつも、お母さんに甘えているように進化したのです。それなのに、保育園に入れてしまっては、きちんと育ちません。
身体は、食べ物があれば大きくなります。しかし、心が成長しないのです。
大人の世界は、歯に衣を着せた言い方や、相手を思いはかった言い方をします。
しかし、子どもの世界はダイレクト。思ったことをそのまま、相手に伝えます。
気に入らなければ、いじめます。
保育園の保母さんは一生懸命子どもの面倒を見てくれています。
しかし、本来は、子どもはお母さんを独り占めしたいのです。
保母さんを独り占めしたいのです。
そして、お母さんも子どもに、目が届かないことがあるように
多くの子供を一度に預かる保母さんでは、更に目が届かないのです。
お母さんがいつも側にいてあげて、公園デビュー。
お母さんいつも見守られているという安心感の中で、お友達の中にも入っていけるのです。
怪我をしそうになったり、いじめられそうになったりしたら、お母さんが守ってくれるので安心なのです。
そこで、いろんなものに対しての勇気もうまれるのです。
しかし、そんなときに保育園では、
お母さんはいないので、自分だけを見守ってくれる人はいません。
幼いながら、自分の事は自分で見守らないといけないのです。
自立心がつくかもなんて、悠長なことは言っていられません。
怪我をしてしまうかもしれない、お友達にいじめられてしまうかもしれないと、用心しながら行動しているのです。
そこに、いじめっ子がいたりしたら。もう、世の中は怖くてたまりません。
いじめっ子が、あからさまにいじめれば、保母さんも分かります。
しかし、見えないところで、つねったり、つつかれたりします。
世の中は、黙って我慢しないといけない。いじめっ子の言うことは聞かないと怖いになるのです。
そうすると、勇気など湧きません。
世の中は、誰も信頼できない、怖いところになってしまうのです。
最低でも、三歳までは、お母さんといつも一緒。
そして、お母さんと、お子さんを、お父さんが力強く守ってくれる。
こうしていくと、心も育つのです。
3才くらいの子には、自分の家がお金持ちかどうかなんて、分かりません。
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